新じゃがいもの季節に!じゃがいもが主役のドフィノアーズグラタン



今が旬の新じゃがいも。

じゃがいもは身近でシンプルで素朴な野菜ですが
フランス料理においても不可欠な食材です。

「じゃがいも料理を制するものはフランス料理を制する」
と言われるほど!?

じゃがいも料理は何種類あるのか尽きることがないし、温かいものから冷たいものまでありとあらゆる料理ができて、揚げても、ソテーでも、煮込みも、蒸してもよし。
ホワイトソースにも、ブラウンソースにも合うし、どんな素材とも相性がいいので肉料理にも魚料理にも合う付け合わせ料理にもなる。
まさに万能野菜です!

どんなに厳しい気候でも元気に育つじゃがいもなので、その土地に根ざした郷土料理があります。



今回は、フランス南東部にあるドフィネ地方の郷土料理、『グラタン ドフィノア(じゃがいものグラタン)』を紹介します。

ドフィネ地方は、じゃがいもが特産で芋を使った料理が多く、牧畜が盛んでチーズやクリームの名産地。
「グラタンの国」と呼ばれています。その中でもっとも名高いグラタンです。

このグラタンのセオリーは、じゃがいものデンプン質をつなぎにするので
決して水でさらさずそのまま使うということ。

じゃがいもをスライスして加熱することで、でんぷんが抽出されとろみが出てきます。
このとろみがグラタンのつなぎになります。
なので、じゃがいもは水にさらさない!そのまま使います。

牛乳と生クリーム、グリュイエールチーズに、じゃがいもを加え煮ます。
じゃがいもと相性がいいナツメグも忘れずに。

グラタン皿に、にんにくをこすりつけて香りを出し、じゃがいもを広げて並べます。
キレイな層にすることで食感がよくなりますよ。
オーブンでこんがりときつね色になるまで焼きます。

バゲットと一緒にどうぞ!

南フランスのニースのサラダ『サラダ ニソワーズ』



フランスを代表する伝統的なサラダに『サラダ ニソワーズ』というニース風サラダがあります。

たっぷりの野菜と、マグロのポアレやオリーブ、アンチョビなどを使ったボリューム満点のおかずサラダです。

サラダ ニソワーズ

材料は、
フリルレタス・茹でたじゃがいも・きゅうり・ピーマン・トマト・玉ねぎ・ゆで卵・黒オリーブ・ケッパー・アンチョビなど

じゃがいもはレンジにかけてもOK!野菜は他にインゲンやパプリカも良かったです。
マグロの代わりにツナや生ハムも美味しいです。

フリルレタスは水でサッと洗い、水を切って冷蔵庫で冷やします。
シャキッとしますよ!

初めにお皿にレタスを広げるように盛り付けるのですが、
葉のフリフリの部分を外側に向けると見た目がキレイに仕上がります!

ドレッシング
・マスタード 小さじ1
・酢 大さじ1
・にんにく(みじん切り) 小さじ1
・オリーブ油 大さじ3
・塩・こしょう 少々

このサラダは、組み合わせによってさまざまな食感や味が楽しめます。

卵とレタスと黒オリーブにピーマントマトとか、じゃがいもとアンチョビに玉ねぎにツナ…とか。

ドレッシングに絡めて口にしたときに「今のすごく美味しい組み合わせ!」と、自分なりの味を作るのが楽しくて、気がついたらペロリと完食です。笑