パンとの組み合わせでフランス料理を存分に楽しんで!


フランスのパンの祭典
『 Fête du Pain (フェット・デュ・パン)』

フランス・パリで毎年5月16日頃、ノートルダム大聖堂前で
「サントノレの日」に開催されます。
“サントノレ”とは、パンとお菓子の守護聖人とされていて、5月16日はその命日です。


フランスの食文化に欠かせない、パン
パンはフランス人にとってなくてはならないもの。

細長い形をしたバケットの中でも、特に伝統的な製法で作られるのがトラディション
小麦粉、水、塩、酵母だけで作られ、冷凍してはいけない、添加物を入れてはならないなど
フランスの伝統的な製法を忠実に再現したバゲットです。
長時間発酵により、噛みしめるほど小麦の風味がふわっと広がります。


パン好きの方、特にハードパンのほうがお好きな方にぜひ焼きたてを味わってほしい!
外皮がパリっと固く、中はもっちり柔らかな食感がなんとも言えません。

フランスでは、バゲットを手に入れたらすぐにパンの端にかじりつくとか…笑
そうしたくなる気持ち、わかるような気がします。

もし固くなってしまっても、きちんと霧吹きをしてオーブンで軽く温め直せば、また美味しく食べられます!



シェムラでは料理に合わせて数種類のパンをお出ししております。

パンは風味が豊かなソースとの相性が良いので、
この味わいを逃さないためにもパンですくって存分に楽しんでいただきたいのです!

パンの香りや食感が料理と組み合わさることで、フランス料理の美味しさと楽しみがさらに増します。

桜のお返しに贈られたハナミズキ



5月になりましたね。
満開になった桜は、あっという間に葉桜になって
鮮やかな緑がキラキラと輝いています。

今、見頃なのは白やピンク色のみずみずしい花を咲かせている『ハナミズキ』
一青窈さんの“薄紅色のかわいい君のね~♪”ですね。


ハナミズキは、1912年に日本からワシントンD.C.のポトマック河畔に贈ったソメイヨシノ3,000本の返礼として送られてきたそうで、
花言葉は「返礼」「私の思いを受けてください」 「永続性」など感謝の気持ちを表す言葉。
「感謝」「幸福」などもあります。

ミズキ科の中でも花が美しいため、「花」が名前についたとか。
実はこのハナミズキ、私たちが花だと思っていたのは花ではなく本当の花は、私たちが花びらだと思っている中に咲いています。

確かに、中を覗いてみると小さな花がいくつも集まったように咲いています。

そういえば、クリスマスの花『ポインセチア』も花びらだと思っている赤い部分が葉(苞)で、中心の小さな粒々が花だったな…。



ふんわりと桜色のデザート「ヴァローナショコラのテリーヌ 桜エトフェ」



さくら開花情報が次々と更新されていきますね。
ここ盛岡ももうすぐ!
桜のつぼみが、もうすぐ咲くからねと言っているようです。

桜って、暖かくなって花が咲くのかと思っていましたが、
夏に形成された花芽が、秋から冬にかけての低温( 5℃前後)に、ある一定期間さらされて休眠状態から覚めます。
これを「休眠打破」と呼びます。
一度シャキッと目を覚ましてから開花の準備に入り、美しい花を咲かせます。

暖冬となると「休眠打破」が充分に行われず、開花が遅れたり咲ききれなくなるそうで…。
綺麗な花を咲かせるためには冬の寒さも必要なんですね。

シェムラでは季節ランチのデザートで春のやわらかな色を表現しました!

『ヴァローナショコラのテリーヌ 桜エトフェ』

エトフェとは、フランス語で”ふわふわ”という意味。
グリオットチェリーでほんのり桜色のフワフワなケーキに仕上げました。

なめらかな口どけのテリーヌにはヴァローナショコラを使用しています。

春の訪れを感じる、やさしい色合いのデザートをお楽しみください❣

春の使者としての山菜 “ウコギのほろほろ”で春の息吹を感じて


ウコギは、たらの芽やコシアブラと同じウコギ科で、春の山菜として食されてきました。


新芽を、おひたしや和え物、天ぷら、うこぎごはんなど、調理法も幅広いので古くから郷土料理として好まれています。
栄養価が高く、ポリフェノールや食物繊維、カルシウム、鉄分、ビタミンCが多く含まれてます。

うこぎ

最近、スーパーや産地直売所などで見かけるようになりました。
春が近づいてきてるな~と嬉しくなります♪

早速、“ウコギのほろほろ”を作ってみました。


ウコギの軸を取り、大きめの鍋にたっぷりの水を沸かし塩少々を入れて茹でます。
(お湯をくぐらす程度にさっと茹でるのがコツです)


冷水にとってよく冷まし、水をしっかり切って刻みます。

味噌漬け大根を細かく刻んで混ぜます。
くるみも細かく刻んで入れるとコクがでて美味しいですが、この日は味噌漬けのみにしました。

ご飯にかけても、酒の肴にも、ぴったりです。
爽やかな香り清々しいほろ苦さが美味!

キャトルカールとはパウンドケーキのこと

フランスの伝統菓子“キャトルカール”

キャトルカール(Quatre-quarts)とは「4分の1が4つ集まった」という意味のフランス語。

バター、砂糖、卵、小麦粉4つの材料を同量ずつ使用して作る、ブルターニュ地方発祥のパウンドケーキのことです。



材料は同じですが、混ぜる順番の違いで仕上がりが違ってきます。

バターに、小麦粉と砂糖のどちらを先に加えて混ぜるのかの違いです。


シュガーバッター法(砂糖とバターを先に混ぜ合わせる製法)で作ったパウンドケーキは、
生地がぎゅっとつまっていて濃厚な甘みを感じます。
卵の後に小麦粉を入れるのでグルテンが形成されやすく、ずっしりとした食感です。


フラワーバッター法(小麦粉とバターを先に混ぜ合わせる製法)で作ったパウンドケーキは、キメが細かく、舌触りがなめらかふんわり軽めの食感です。
バターに小麦粉を混ぜてから卵を加えたことでグルテンができにくくあっさりとした味わいです。


同じ材料で作っているのに、製法によって食感や味が変わるなんて、奥が深いですね。

混ぜて焼くだけで簡単に作れると思っていたパウンドケーキですが💦
これからは、生地の美味しさの違いを楽しみたいなと思います。

旬の食材を堪能するフルコース、フレンチレストランの「季節のランチ」



シェムラが使用する食材は
生産者さんの想いが込められた良質なものばかり。

お客様に、旬の食材や素晴らしい素材との出会いを楽しんでいただきたい。
その食材を大切に使って、“美味しいフレンチ” をお伝えしたい。


今年も季節感に満ちたフレンチコースを、丁寧に想いを込めて皆様にお届けします。


新年1/8(水)より、季節のランチが新メニューとなってスタートしました。


シェムラ ブル・リス 『冬・和みランチ』
~ le hiver ~

2025/01/08(水)~2025/02/24(月・祝)

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hors d’oeuvre(前菜)
温かな香り 冬根菜 ホタテ“コキュール”

Potage(ポタージュスープ)
冬キャベツのポタージュスープ

Granite(グラニテ)
苺とシャンパーニュのグラニテ

Plat principal(メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで

又は

香ばしく焼き上げた県産リブポークのグリエ 
林檎キャラメリーゼとシードルのソース

又は

鮮魚のポアレ ホウレンソウのフラン
シェリービネガーのソース

dessert(デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼしたマスカルポーネのソース

又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
マロンとフロマージュのクレーム

又は

ショコラブランのムースとキャトルカール

cafe express ou the(カフェ)
コーヒー エスプレッソ ハーブティー 紅茶より

¥3500(税込)

季節のランチ
*詳しくはこちら*

Bonne Année 2025!


あけましておめでとうございます

今年は巳年
2025年の干支は、乙巳(きのとみ)です。

「乙」は、柔軟でしなやかな伸びる草木を表し、
「巳」は蛇。脱皮を繰り返しながら成長する蛇は「再生」と「変化」を象徴しています。

“これまでの努力が実を結びはじめ、勢いを増していく” 喜ばしい年だそうです。

柔軟に、しなやかに、成長し広がっていくよう、スタッフ一同これからも努力を重ねてまいります。

2025年もシェムラ ブル・リスをどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年もありがとうございました


2024年もあとわずかですね。

この一年も、お客様、生産者さんや業者さん、たくさんの方々に支えていただき乗り越えることができました。
心より感謝申し上げます。

2025年も
一皿一皿に想いを込めて美味しいフレンチを皆様にお届けします。
どうぞ宜しくお願いいたします。

新年は1/2(木)より通常営業いたします。

皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

ヨーロッパのクリスマス菓子 シュトーレン



12月に入り、街はクリスマス一色!
イルミネーションが冬の澄んだ空気でキラキラ輝いています。

ヨーロッパにはクリスマスを心待ちにしながら、毎日少しずつ楽しむお菓子「シュトーレン」があります。
日本でもパン屋さんでよく見かける定番のクリスマス菓子となりました。


シュトーレンは、バターたっぷりの生地の中にドライフルーツやナッツがぎっしり詰まった焼き菓子で、たっぷりの白い粉砂糖で覆われています。
その見た目が白いおくるみに包まれているキリストのようで、キリストの誕生の象徴ともいわれています。


洋酒に漬けたドライフルーツやナッツが、日に日に味が馴染み、美味しくなるので、味の変化を楽しめるのもシュトーレンの魅力です。
クリスマスまで、薄くスライスして少しずつ食べて、しっとりと熟成していく味の変化をゆっくり味わって♪


そうそう、
スライスするときは、端からではなく真ん中から半分に切り、その日に食べる分だけスライスします。
残ったシュトーレンは、切り口を合わせ空気に触れないようにラップなどで包んで保存するといいですよ。


シュトーレンとともに、クリスマスまでのカウントダウンを楽しんでみませんか。

三陸ムール貝、聖護院かぶ、生姜…晩秋から冬の旬の食材を使った季節のメニュー



11月7日、暦の上では立冬。
雪の便りが届いていますね。
昨夜、盛岡でも初雪が観測されました。

空気がピリッと冷たくなり、ぬくもりが欲しくなる時期ですね。

シェムラでは、11/8(金)より季節のランチがリニューアルしました!
温かいコンソメの前菜や、聖護院かぶのポタージュ、生姜のソースなど、ココロもカラダもほっこりするフレンチメニューです



シェムラ ブル・リス
『秋・冬めくランチ』
~de ľ automne à ľ hiver~
2024/11/08(fri) ~ 2024/12/30(mon)

Hors d’oeuvre
三陸ムール貝と鮮魚 旬菜 
コンソメポアソン ナージュ仕立て

Potage
澤口さんの聖護院蕪のポタージュスープ 

Granite
ロゼ グレープフルーツのグラニテ

Plat principal
むら八伝統のビーフシチュー 
ブルーリスのスタイルで
又は

県産リブポークのグリエ
生姜のクレームとグラスビアン
又は

真鯛のポアレ 
ソース ヴァンルージュとブルギニョン

Dessert
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼしたマスカルポーネのソース
又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
マロンとフロマージュのクレーム
又は

オレンジ風味のガトーデザンジュ

Café express ou thé
コーヒー エスプレッソ ハーブティー 紅茶より


シェムラ ブル・リス
季節のランチはこちらから