ロレーヌ地方の郷土料理、ロレーヌ風パテ『パテ・ロラン』




ロレーヌ地方の郷土料理であるミートパイ『パテ・ロラン』
豚肉を白ワインでマリネしてパイ生地で包み焼き上げたもの。
葉脈の切り込みが入っている、あのミートパイです。

同じくロレーヌ地方の郷土料理には『キッシュロレーヌ』もあります。
こちらは日本でも有名なキッシュ。
卵、チーズ、ベーコンをベースとした素朴な美味しさが魅力。

シェムラでは、パテ・ロランをアレンジして
豚や牛のひき肉と、たっぷりのエピス(香辛料)を合わせたパテ
パルメザンで香り付けしたパイを添えました。

エピス薫るパテ 三陸あわび茸
“ル パテ ロレーヌ ショー”



フランス北東部に位置するドイツやスイス国境に面したロレーヌ地方
伝統的で素朴な美味しさと美しさが魅力。

ロレーヌ地方の中心はナンシー
エミール・ガレ、ドーム兄弟などの世界的なガラス作家が活躍した街。
アール・ヌーヴォーの街といわれ、曲線状の形をした、植物や動物などの自然の物をモチーフに入れている建築物がいたるところにあります。



またロレーヌ地方は昔から製鉄業が盛んだったこともあり、鉄を使ったアールヌーヴォー装飾が多く見られます。パリのエッフェル塔を造っている錬鉄もロレーヌ地方から運ばれたものとか。






ナンシーの中心に位置し世界遺産でもある、スタニスラス広場はロココ調の装飾が美しい広場。
アールヌーヴォーにどっぷり浸りながら美しい町をゆっくり散策したり、カフェでのんびり過ごすのもいいですね!

夕顔の旨みがジュワッ!ブレゼした夕顔の食感にハマる『真鯛のポアレ 夕顔のブレゼ そのジュのソース』



夕顔とは主に干瓢(かんぴょう)の原料になるウリ科の植物。
鶏肉とお出汁で煮たり、和風のイメージが強いかもしれないですね。

シェムラでは、秋の季節ランチに真鯛のポアレと合わせて
メインメニューで登場です!

真鯛のポアレ 夕顔のブレゼ そのジュのソース

真鯛の下にあるのがブレゼ(蒸し煮)した夕顔
じっくりと旨みを閉じ込めた夕顔は、半透明で艶のある上品な輝きで
とろっと、しっとりと、旨みがジュワッと溢れます。

皮目はカリッと身はふっくらジューシーに焼き上げられた真鯛のポアレに夕顔を煮詰めたソースが相まって、何とも言えない繊細な味になりました…
(´ω`)

ブレゼとは蒸し煮のこと。
少量の液体、肉や野菜と香辛料などを鍋に入れ、蓋をしてオーブンで蒸し煮をするという加熱法。
直火でなくオーブンを使うことにより鍋全体に熱が当たり、じっくりと材料の旨みが引き出せます

シェムラ ブル・リス 季節のランチ
『大地・実りランチ』詳しくはこちら



フルコースの流れ コースの順番やメニューの読み方



フレンチといえば、高級ハードルが高いマナーが難しそう…などというイメージがあるかもしれません。
でも、記念日や誕生日など特別な日に、ちょっぴりオシャレしてフルコースを楽しみたい!

フルコースにもいろいろな種類がありますが、
シェムラのディナーからコースの流れを順番にご紹介します。

フルコースは、まずオードブルから始まります。

hors d’oeuvre(オードブル / 前菜)

滑らかな“シャンピニオンクレーム”
帆立貝と彩り・プティレギュームと共に

オードブルとは前菜のことです。
食欲を駆り立てる役目をするため、少量で塩味や酸味のきいたものが多く、色彩の豊かさと美しさも大事にしています。

続いてPotage


Potage(ポタージュ / スープ)
クラシックなビスクのスープ “カフェ アングレ”


広い意味でスープ全般のことです。
下ごしらえをしっかりと非常に長い時間をかけて作っています。この一皿でメインへの期待感がさらに高まります!

続いてお魚料理です。

Poisson(ポワソン / 魚料理 )

本日のお魚“真鯛”ポアレ 夕顔のブレゼ そのジュのソース

ポワソンとは、魚を使った料理のこと。ちなみにお肉料理は ヴィアンド

Granite(グラニテ / シャーベット)

グラニテとはお口直しのシャーベット。
果汁やシャンパンなどを凍らせて、シャリシャリに砕いた氷菓。
魚料理を食べた後の口の中をすっきりとさせてくれます。

そしてメイン料理!

Plat principal(プラ プランスィパル / メイン)

フランスシャラン産の幼鴨胸肉ロティ 
ソース マルコポーロ・オレンジ・ルビーポルト

plat principalのplatは 、principalは 主要なという意味。



そしてデザート。

dessert(デセール / デザート)

ヴァローナ ナッツショコラ “アザレア”のグラスショコラ ドライフルーツ キャラメルのソース

「お皿を撤収する」という意味を持つ「デセール」は、メイン料理の後に登場します。



cafe express ou the(カフェ / コーヒー)
プティフールと共に
コーヒー エスプレッソ カプチーノ ハーブティー 紅茶より

cafe express ou the 読み方は(カフェ エクスプレス ウ テ)
express(エクスプレス)は、エスプレッソ。 
ou(ウー)は、または。
the(テ)は、ティー。

シェムラオリジナルの プティフール(小菓子)と共にどうぞ。



一品ずつゆっくり、料理の魅力を心ゆくまで堪能できるのがフルコース。
シェフも心を込めて腕を振るいます!

フレンチ季節のランチが秋メニューへ 大地実りランチ~Fruit de la terre~



まだまだ暑い日が続いていますが、
空を見上げると高く澄み渡った青い空。

シェムラにも、大地で育ったかぼちゃなど採れたて野菜や果物、
山のキノコが届き始めています。


季節のランチも晩夏から秋へ。
メニューにも秋の香りが加わりました!

滑らかな食感のマッシュルームのクリームや
アワビにそっくりな食感のあわび茸
かぼちゃのポタージュスープ
ラ・フランスのコンポート‥など。


大地の実りを感じるメニューをお楽しみください!!



シェムラ ブル・リス 季節のランチ
『大地・実りランチ』詳しくはこちら



フランス料理の加熱法のひとつ。ブイイール(bouillir)




ブイイール(bouillir)とは液体で茹でること、煮ること。
野菜を水で煮込んだポトフが典型的な料理です。

県産厳選ポーク リブロースとフィレ ブイイール
ハーブ香るシェムラオリジナルコンソメと共に

こちらは、シェムラの季節ランチのメイン料理のひとつ、
『県産厳選ポーク リブロースとフィレ ブイイール
ハーブ香るシェムラオリジナルコンソメと共に』



美味しいブイイールを作るポイントは、アクを丁寧に取り除くこと。
アクを丁寧に取り除くことで肉のエキスが液体に出やすい状態になり、風味豊かなブイヨンが完成します。


肉のエキスを十二分に引き出したブイヨンは、あらゆるスープやソースなどのベースになります。


フランス料理の加熱法には、ブイイールの他に、グリエ、ロティ、ポワレ、ブレゼ・・・など厳密に、なんと十種類以上に分けられています!w(*゚o゚*)w

メニューの料理名にも、加熱法が書いてありますよね。
真鯛のポアレとか、県産リブポークのグリエなど。

この続きは、また後ほど・・・。



フレンチ 夏eteランチの前菜は『サフラン香るジュレ ポアソン ナージュ仕立て』




ナージュ(nage)はフランス語で 「泳ぐ」という意味。

姫神サーモンのフォンダン、魚介のクリュ、夏野菜etc.

一番下にしのばせてあるのは姫神サーモンのフォンダン
“フワッ”として、シルクのような滑らかさもあり、サーモンの味もしっかりとする。
何とも言えない食感です。

その上にはパリッと酸味のきいたキュウリ、
夏野菜のズッキーニ、オクラ、スナップエンドウ。
そしてセイゴ、サーモンなどの魚介類。

食べ進めるたびに味が変わっていきます。

サフランの香るジュレ

スープはオリジナルのコンソメをひき、サフランの香りを加えてジュレに。
冷たいジュレの中で、食材が涼しげに泳ぐイメージに仕立てました



季節のランチ『夏ランチ ムニュエテ』はこちらから

鮮やかなグリーンの冷たいスープ 『プティポアの冷製スープ フォンドヴォーで焼き付けたマイス』




プティポアは「エンドウ豆」のこと。未熟果の実が「グリーンピース」です。

“プティポア”というフランス語が好きです♪
かわいい響きですよね。

シェムラの中でもリクエストの大変多い、プティポアの冷製スープ

プティポアの冷製スープ
フォンドヴォーで焼き付けたマイス(とうもろこし)・枝豆・ブロッコリースプラウト

スープの浮き身は
香ばしいトウモロコシと枝豆、ブロッコリースプラウト。
枝豆のコリッとした感触も心地いい!
“夏感”を出してみました。


「ワーッ!きれいな色!」
「こんな色のお洋服、着てみたい♪」
「グリーンピースが苦手…だけど、スープになるとこんなに美味しくなるのか!」

お客様の反応が嬉しくて、シェフは「また頑張るぞっ!」ってなりますww

フレンチレストラン シェムラの夏ランチ 『ムニュ エテ』~menu de ľ été 2020~



2020/7/14(tue) より季節のランチ『ムニュ エテ』がスタートしました!
夏はフランス語で été(エテ)。
夏野菜をふんだんに使い、
さわやかなジュレや、鮮やかなグリーンの冷製スープなど
見た目にも涼やかなメニューとなっております。

~前菜~
サフラン香る ジュレ ポアソン
海の幸 ナージュ仕立て

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~スープ~
プティポアの冷製スープ
フォンドヴォーで焼き付けたマイス

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~グラニテ~
メロンのグラニテ
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~メイン~
むら八伝統のビーフシチュー
or
県産厳選ポーク ハーブコンソメと共に
or
鮮魚のポアレ ラタトュイユと粒マスタード

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県産厳選ポーク ハーブコンソメと共に
真鯛のポアレ ラタトュイユと粒マスタード 
皮目パリパリ!



~デザート~
軽くキャラメリーゼしたマスカルポーネ
or
さわやかハーブとシトロンのジュレ
or
桃のデザート“ペーシュ メルバ”

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さわやかハーブとシトロンのジュレ
桃のデザート “ペーシュ・メルバ”

¥3500(税込)

季節のランチ『夏ランチ ムニュエテ』はこちらから

歌姫メルバにささげるデザート“ピーチ・メルバ”



ピーチ・メルバ。フランス語で言うとペーシュ・メルバ
ロンドンのサヴォイ・ホテルの料理長だったオーギュスト・エスコフィエが1893年に考案したスイーツです。

バニラアイスに桃のコンポートを乗せ、ラズベリーソースをかけたもの。

ペーシュ・メルバ
ヴァニラ エルダーフラワー桃のコンポート アーモンドヌガーフランボワーズ

このピーチメルバの名前の由来が、とっても素敵なお話なんです。

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ピーチ・メルバのピーチは桃。フランス語ではペーシュといいます。
メルバは、歌手の名前。
19世紀末に活躍した伝説の歌姫、ネリー・メルバ

彼女のロンドン公演中、舞台に招待されたエスコフィエがネリー・メルバの歌声に感動して賛辞の代わりに贈ったのが、この特製デザート。
メルバはアイスクリームが大好物。しかし喉を冷やさないため少ししか食べられない事を彼は知っていました。そこで僅かなアイスクリームでも満足できるように桃のコンポートと組み合わせたのです。
この人においしいものを食べてもらいたいという思いで作られた素敵なデザート!

メルバは感激し、エスコフィエにデザートの名前を尋ねます。
するとシェフはこう答えました。

「ピーチ・メルバと呼ばせていただければ光栄です。」

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みずみずしく香り豊かな桃に、冷たいアイスクリーム。これだけでも十分美味しいのですが、程よく酸味の効いたラズベリーソースとのハーモニーもまた楽し。

シェムラでは
桃のコンポートにアイスを重ね、さらに、今が旬のみずみずしい桃を乗せました!
ラズベリーソースは後がけで。

ペーシュ・メルバ

父の日にお家でフレンチ! シェムラのテイクアウトメニューはいかが?




21日は父の日ですね。
父の日のプレゼントとして
シェムラのテイクアウトメニューワインはいかがでしょう



シェムラのテイクアウトの中でも人気のオードブルメニュー。
黒毛和牛のリエット プロシュート
コルニッションとアルカパラス レザン シャルキュトリ

黒毛和牛のリエット プロシュート
コルニッションとアルカパラス レザン シャルキュトリ

パテのような黒毛和牛のリエットに
生ハム、ピクルス、ナッツ、レーズン、ブドウ、ミニトマトなど様々な食材が楽しめる前菜です。

素敵に盛り付けて、ワインを添えて…


お父さんにありがとうの気持ちを込めて
ご自宅でのお食事を素敵に演出してみませんか?
シェムラのテイクアウトはこちらから



オードブル、メイン料理、デザートの中から1つずつ選ぶ
フレンチコースもあります。
フレンチコースのテイクアウトはこちらから