春の山菜は苦みと滋味深い香りが美味しい!



野山に緑が芽吹く頃、春を告げる「山菜」が出始めます。
ふきのとう、たらの芽、うるい、うど、シドケなど、独特の苦みと香りを楽しめるのは今だけ。

その中からいくつかご紹介します。

土中からひょっこり顔を出す「ふきのとう」は東北地方では「ばっけ」とも呼ばれています。冬眠から目覚めた熊が一番初めに口にする食べ物といわれてるとか。
祖母が作ってくれたばっけ味噌は、ほろ苦さとしょっぱさがご飯のお供に最高なんですよ!
大人になってからはお酒のあてとしても楽しんでいます。笑

ばっけ味噌



先端のくるっと丸まった形が可愛らしい「こごみ」は形の似ている「わらび」などに比べてアクが少ない山菜です。
茎の部分は歯ごたえがあり、先端の巻かれた部分は柔らかい食感です。

真鯛のポピエット-シェムラのテイクアウトより



真っ白な茎、みずみずしく澄んだ緑の葉がキレイな「うるい」は、春らしい色彩。サクっとした食感で、クセがなく食べやすい山菜です。
サッとゆでると、独特のぬめりが出るのが特徴です。

シェムラ『木漏れ日ランチ』より



最後に私の推しは
東北では「しどけ」と呼ばれている「モミジガサ(紅葉笠)」。これぞ山菜!といった独特のくせと苦みがあります。
サッとゆでたおひたしで、酢醤油をかけて食べるのが好きです。
シャキシャキの食感と独特の香りがたまりません!

しどけ

山菜の香りやほろ苦さは、季節ならではの旬の味です。
東北の採りたて山菜を使った優しく風味のあるフレンチはいかがでしょう。