見た目はさつまいも?でも…ジャガイモ。インカルージュはインカのめざめの進化版



皮がカリカリで、身は驚くほどしっとりの真鯛のポワレ
季節のランチ『大地実り』のお魚料理は
2色のブラウンのソースで秋らしく仕上げました。

真鯛のポワレ 秋野菜ピューレ オリーブソース


秋ナス・トマト・茸を使ったピューレと、黒オリーブの2種のソースはそれぞれに美味しいソースですが、この2種のソースを合わせるとさらに濃厚なコクのある深い味わいになります!
味の変化もお楽しみいただけたらと思います。


添えてある野菜の中に、こんがり焼き色のサツマイモ?
いえいえ、実はこちら『インカルージュ』というジャガイモなんです。皮が赤く、見た目はサツマイモのようで、味はサラッと食べやすい ジャガイモ
収穫してから時期が経つにつれて、ほのかな甘みも感じられるとのことなので、
ますます「サツマイモ?」と思ってしまいそうです(笑)

『はやとカボチャ』や『昔きゅうり』…伝統野菜を使ったフランス料理



ごつごつとして、とても個性的!

はやとかぼちゃ

こちらは日本かぼちゃで、江戸時代より前から日本で作られてきたかぼちゃです。

初めは緑色の皮ですが、完熟すると皮がオレンジ色になります。
西洋カボチャではないけど、ハロウィンで大活躍してくれそうな風格がありますね(笑)

形や大きさも違って栽培に手間がかかりますが
途絶えさせないよう大切に守り継がれている伝統野菜

以前ご紹介した昔きゅうりもその一つ。

その土地で古くから作られてきたもの、その土地の気候風土に馴染んで育ってきた伝統野菜

フランス語のテロワール(Terroir)の概念にも繋がるような気がします。

野菜本来の、えぐ味や香り、食感…
この土地でしか味わえない食材を使ったフランス料理で、新しい味わいや驚きを楽しんでいただけるように、多くの人に伝えていけたらと思います。


フランス料理のロッシーニをテイクアウト!『牛フィレとフォアグラのロッシーニ』



フランス料理によくある「○○のロッシーニ風」の ロッシーニ とは、19世紀の作曲家ジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini)のことです。
代表作は「セビリアの理髪師」「ウィリアム・テル」「アルジェのイタリア女」など。

ロッシーニは美食家でもありました。
特にトリュフを愛し、トリュフを探す豚を飼育するために作曲をやめてしまったとか。

そんなロッシーニが考案した料理が「ロッシーニ風」。フォアグラやトリュフを使った料理です。

シェムラでは、彼の名にちなんで名付けられたフランスのステーキ料理『牛フィレとフォアグラのロッシーニ』テイクアウトでご準備しました。

牛フィレとフォアグラのロッシーニ

牛フィレ ・フォアグラ・トリュフの贅沢な組み合わせ!
ソースは「ペリグー」。当店自慢のフォンドヴォーをベースに、煮詰めたワイン、刻まれたトリュフの香りが芳醇なソースです。

シェフになった気分で盛り付けも楽しんでみてください!

シェムラのテイクアウトはこちらから

キレイな赤紫色の野菜『ベトラブ』別名は赤ビーツ



ロシア料理の赤い野菜スープ「ボルシチ」に欠かせない食材“赤ビーツ
フランス語ではBettrave(ベトラブ)

フランスではポピュラーな野菜でサラダによく添えられたりします。

赤かぶのように見えますが、“かぶ”とは違って、なんとほうれん草と同じアカザ科の植物だそうです。そういえば、ほうれん草も根っこが赤いですね…。

そのベトラブを使ったアミューズブッシュ(ひとくちのお楽しみ)がコチラ。

旬野菜のアスピック ベトラブとミルティーユの冷たいジュ


真紅色のグラデーションが実に美しい!
秋らしい深い色。

ベトラブの透明感のある鮮やかな色と、やや苦味のある大地の味に
旬の野菜やハーブ、ミルティーユ(ブルーベリー)の甘みと酸味、香りを合わせました。

野菜や海藻とジュレのコリッ、プチッとした食感の変化も面白い!

見た目も味も食感も、”お楽しみ”アミューズブッシュです。


キノコたっぷり!大地の香りのオードブル

旬のシャンピニオンと海の幸 実り野菜そのジュのコンソメ 
大地香るハーブと共に

舞茸・八幡平マッシュルーム・エリンギ・ヒラタケ…と色々な種類の茸。
帆立やセイゴなどの魚介類、お魚のスフレ、夕顔などの旬菜。
それらのエキスが、オリジナルのコンソメスープに染み込んで
深い味わいに仕上がりました。

スープが注がれると
思わず深呼吸したくなるような香りが広がります。

温かみを感じる“大地香る”オードブル。