フランスの復活祭(イースター)とは?



盛岡は桜も開花し、春がやって来ました!

そんな春のイベントと言えば、イースター
フランス語では「Pâques (パック)」といいます。

イースターの日は、春分の日以降、最初の満月の次の日曜日
2023年は4月9日がイースターにあたります。

イースターとは、キリスト教の最大のお祭りともいわれ、イエス・キリストが復活したことをお祝いする記念日です。
また、厳しい寒さを乗り越え、待ち遠しかった春の訪れを祝う意味も含まれていると言われています。

生命の復活をお祝いするという意味から
生命の源である卵(イースターエッグ)や子孫繁栄の象徴であるウサギ(イースターバニー)がシンボルとなっています。
フランスでは、ウサギは幸運のシンボルで非常に縁起の良いものとして親しまれています。

イースターでは、卵にカラフルな色付けをしたり、装飾をしたものを飾り付けます。
最近では卵やウサギ型のチョコレートも用いられるようになりました。

イースターの楽しみ方としては、
大人が庭や部屋中のあちこちにイースターエッグを隠し、子どもたちがそれを探して遊ぶ「エッグハント」という伝統的なゲームを楽しんだり、
クリスマスのように家族みんなで食卓を囲み、食事を楽しみます。

フランスの古くからの言い伝えでは、イースターの卵を食べると「一年間、無病息災で過ごせる」とか「抱えている病気を追い払うことができる」とされています。
「ウフ・マヨネーズ」と呼ばれる卵にマヨネーズを付けただけのシンプルなものが人気なそう。
フランスのロレーヌ地方が発祥の郷土料理のキッシュも卵料理の定番として食されることも多いです。
伝統的なメインディッシュは、「子羊のロースト」「ラム肉」を使った料理が定番です。

春の訪れとともに、イースターを楽しんでみてはいかがでしょうか。