ありがとうございました


年内最後の営業が終わりました。

本年も、お客様、生産者さんや業者さん…皆様に支えられながら、1年を終えることができました。


本当にありがとうございました。

新型コロナによる影響で先を見通しづらい状況ではございますが、来年も皆様にシェムラを選んでよかったと思っていただけるよう、精一杯努力してまいります。

新年は、1月4日(火)より通常営業いたします。


どうか皆様、心穏やかな年末年始をお過ごしください。

タコ、真鱈、どんこ!海の幸と根菜のシャンパーニュソース

秋冬 海の幸と根菜 ムース
シャンパーニュの軽やかなソース



タコ、マダラ、そして三陸の魚「どんこ」
11月頃から3月にかけて水揚げされる「どんこ」は、まさに”今”が旬。
淡白でプリッとした白身の魚です。

根菜のレンコンの穴にムースを詰めて。
シャキシャキとした八幡平マッシュルームの歯ごたえと上品な香り。
鮮やかなレモンイエローの金美人参で彩りを添えました。

ふんわり軽やかなシャンパーニュのクレームは雪のイメージで…。

レンズ豆・フランセーズと香ばしく焼き上げたポークのグリエ




フランスの伝統的な蒸し料理。
フランセーズ


フランセーズとはフランス語でフランス風
料理名にフランス風と付けられるほど、フランス人が大好きな家庭料理です。


フランセーズといえば、プティポワ(グリンピース)を使ったものが定番ですが、今回はレンズ豆を使いました。

香ばしく焼き上げた県産リブポークのグリエ レンズ豆“フランセーズ”

レンズ豆はフランスでよく食される食材のひとつで、小さく平たい形の豆です。
旨みとほのかな甘みのある、クセの少ない味。


ホクホクとした食感で、一口食べたら止まらなくなるような…
優しい味わいでクセは少ないけど、クセになる味です(笑)


香ばしく焼き上げたポークとの相性も抜群!



このレンズ豆、
凸レンズの形に似ていることから、レンズ豆と名付けられたと思っていましたが、
その起源はメソポタミア地域で歴史はとても古く、「人類が最初に栽培した植物の一つ」なのだとか。

後世に発明された「レンズ」の方が、レンズ豆に由来して名付けられたと言われているそうです。



フランスではメイン料理の付け合わせはもちろん、サラダやスープの具材としても、いろんな料理に使われているレンズ豆。


季節のランチ『秋 冬めくランチ』のメイン料理でご用意しております。
この機会に、ぜひお試しください!

『秋 冬めくランチ』詳しくはこちら






フランスのバジルソース「ピストゥ」。「ジェノベーゼ」との違いは?



南仏プロヴァンス地方の代表的なソース「ピストゥ(Pistou)」
バジル、オリーブ油、ニンニクから作るシンプルなソースです。

イタリアのジェノベーゼソースに似てますが
ジェノベーゼソースは、バジル、オリーブ油、ニンニクに、松の実とチーズが入った濃厚なソース。

ピストゥとジェノベーゼの違いは
材料に、松の実が入ってるか入ってないかのようです。



南フランスの家庭料理に「スープ・ピストゥ」があります。

季節野菜とスパゲティーやマカロニ、いんげん豆などをコトコト煮た、ミネストローネのようなスープ。仕上げにピストゥを加えます。

バジルの爽快な香りと野菜スープがしみじみとした美味しさです。




シェムラの人気メニュー『季節ランチ』
12/30までの『秋・冬めくランチ』のスープは里芋と蕪のポタージュスープ

ソースピストゥを忍ばせました。

混ぜていくうちに、ほんのりグリーン色に…。
二子里芋と蕪の優しい味に、ピストゥの味がふわっと広がるポタージュスープです。






2021クリスマスディナーはフレンチフルコースで!




12月ですね。街はクリスマス一色となりました。

フランスでもクリスマスまでのこの時期、イルミネーションで街が最も輝くシーズン!
デパートのショーウィンドウや大きなツリー、華やかに彩られたパリの街はまさにロマンティックな光の街。



シェムラでも慌ただしい毎日ですが、楽しいクリスマスシーズンになるようにワクワクしながら準備しております!

2021年のクリスマスメニューは12/7(火)から12/25(土)まで。

クリスマス【デラックスコース】として

フレッシュキャビア、三陸のホタテやアワビ、フレッシュな黒トリュフ、フォアグラ、シャラン産幼鴨、岩手県産牛ヒレ肉など厳選食材を堪能できるフルコース6品。

12/22・23・24・25の4日間のディナーは、
クリスマス【デラックスコース】20,000円のみとなります。

詳しくはこち



22日(水)には、店内にクリスマスのためのフラワーアレンジメントが飾られます!
今年はどんなアレンジなのでしょう。楽しみです.:*・°☆



素敵な空間で大切な方と、ゆっくりとした特別な時間をお過ごしいただけるよう、しっかり準備してお待ちしております。






『トンカツ』の名前の由来はフランス料理?!



シェムラは、盛岡にある昭和12年創業の“とんかつむら八”の3店舗目として、2013年にオープンしました。

『トンカツ』の『カツ』とは『カツレツ』の略。

この『カツレツ』の語源がフランス語の『コートレット(cotelette)』
『コートレット』とは仔牛や仔羊、仔豚の骨つき背肉のことです。

また、スライスした仔牛肉にパン粉をつけてバターで両面をソテーしたフランス料理のことも『コートレット』と呼びます。


この『コートレット』を英語読みしたのが『カットレット(cutlet)』で、『カットレット』が次第に『カツレツ』に変化したとされています。


豚肉を使ったカツレツを『ポークカツレツ』、さらに
『ポーク』を日本語の『トン(豚)』と呼び、『トンカツ』となりました。


『トンカツ』の名前が、フランス料理の『コートレット』から由来していたんですね。



とんかつむら八の先代が目指していた『フレンチ』。

クラシックの基礎を大切に、先代の想いをしっかり受け継いで、採れたての野菜や食材を美味しく、美しく、一皿に込めたいと思います。






二子さといもと蕪のポタージュスープ フレンチ季節のポタージュ




岩手県北上市二子町で300年変わらぬ手法で栽培され続けている里芋、
『二子(ふたご)さといも』
全国的にも希少な赤茎(あかから)種の里芋。
もったりとした強い粘り気とコク、滑らかな食感が特徴です。


里芋といえば、
秋に行われる東北地方名物の「芋煮会」での主役。
地元では「いものこ汁」ですね。
子どもの頃、遠足で河川敷で「いものこ汁」を作って食べました。
材料はキノコ、豆腐、こんにゃく、油揚げに、ごぼうや長ねぎなど野菜を入れ、大きめに切った里芋がゴロっとありました。お肉は豚肉で、みそ味。
懐かしい思い出の味…。


シェムラでは、二子さといもをポタージュにしました。
二子町の地域だけで栽培されてきた在来系統のさといもは、生産者さんのこだわりと愛情がたっぷり詰まっています。

とろっとまろやかで、深いコクが身体を優しく温めてくれます。








貴婦人の帽子に見立てた『シャルロット』キャビアを使った華やかなオードブル




シャルロットは、 『貴婦人の帽子』 といわれ、羽根のついた少し高さのある帽子の形から由来したとも言われています。
また、イギリス国王ジョージ3世の王妃ソフィア・シャーロット Sophia Charlotteの名前に由来しているという説もあります。(シャーロットのフランス語読みがシャルロット)

こちらはデラックスコースのオードブル。

シャルロット・クルジェット キャビアと共に

クルジェット(ズッキーニ)を土台に、『貴婦人の帽子』に見立てた華やかな一皿です。


こちらは、二戸馬場園芸「白い果実」アスパラを使ったシャルロット。

“白い果実”アスパラ シューフルールのシャルロット
フレッシュ ロシアチョウザメ“オセトラ”キャビア


お菓子にも、シャルロットの名がついたケーキがあります。

ビスキュイでぐるりと囲み、リボンが巻かれ、女性の帽子に見立てた可愛らしいケーキ。

サクサクしたビスキュイ生地と、中にはトロっとしたババロアやムース、パンナコッタなど。
ふんだんに使われたフルーツとの相性はバツグンです。






フレンチレストランでランチ 根菜やレンズ豆を使った冬の訪れを感じるメニュー



秋も深まり、温かな料理が恋しい季節となりました。
シェムラでは11/02(火)から、『秋・冬めくランチ』がスタートしました!



シェムラ ブル・リス
『秋・冬めくランチ』
2021/11/02(tue) ~ 2021/12/30 (thu)

hors d’oeuvre(前菜)
秋冬 海の幸と根菜 ムース
シャンパーニュの軽やかなソース

Potage(スープ)
北上 二子里芋と蕪のポタージュスープ

Granite(グラニテ)
オレンジマンダリーヌのグラニテ

Plat principal(メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで
又は

香ばしく焼き上げた県産リブポークのグリエ 
レンズ豆“フランセーズ”
又は

鮮魚のポアレ “ポワヴル・ユズ”のソース

dessert(デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼした
マスカルポーネのソース
又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
旬果実とフロマージュのクレーム
又は

ヴァローナショコラのブラウニーと
フォンデュ

cafe express ou the( コーヒー)
コーヒー エスプレッソ
ハーブティー 紅茶より

¥3500(税込)



寒さが近づくにつれ、秋冬の食材はどんどん美味しさを増しているようです。

岩手県北上市の二子さといものポタージュは、まろやかでトロっとしたスープ。
ホクホク食感のレンズ豆を付け合せとしたメインデッシュ。
チョコブラウニーとフォンデュのデザートまで、優しく温かなメニューです。



シェムラ ブル・リス 季節のランチ
『秋・冬めくランチ』詳しくはこちら

フランスのポテトグラタン⁈『タルティフレット』



17日、岩手山で「初冠雪」を観測!
冬の訪れを知らせる便りが届きました。

寒い季節になると食べたくなる、熱々のジャガイモにとろ〜りチーズのグラタン。

フランスのサヴォワ地方に『タルティフレット』という郷土料理があります。
じゃがいもに炒めた玉ねぎとベーコン、そこにチーズを乗せて焼いたシンプルな料理。
生クリームやバターでコクを出したり、アレンジは色々。
寒い季節にぴったりの家庭料理です。

タルティフレットで使うチーズはサヴォワ地方で作られるルブロションというチーズ。 サヴォワ地方はアルプスのふもとにあるスキーリゾート地としても知られ、チーズ作りが盛んな地域です。
ルブロションは上品なミルクの風味でしっとりとした質感。小型のウォッシュチーズです。

ポイントは、チーズを真横に切り、皮を上にして置くこと。
皮を上にして焼くことにより、カリカリとした歯ごたえのある食感が味わえます。

ルブロションがないときはカマンベールチーズで代用できます。


ペアリングは辛口白ワイン。
ルーセット・ド・サヴォワのようなフルーティなアロマを楽しめる白ワインがあれば最高です!