ポタージュとスープの違いとは?



ポタージュ(potage)とは、フランス語で「スープ」のこと。
フランス語で「pot」は鍋の意味。鍋で煮出したものをすべてポタージュと呼びます。

日本で「ポタージュ」といえば、ジャガイモのポタージュや、コーンポタージュ、豆のポタージュのように、一つの野菜をペースト状にした濃厚でぽってりとしたクリーミーなスープをイメージしますよね。

しかしフランスでは、コンソメなどの澄んだスープも、クリーミーなスープも全てポタージュに分類されます。
澄んだスープをポタージュ・クレールと呼び、とろりとクリーミーなスープのことは、ポタージュ・リエと呼び分けています。

コース料理では、オードブル(前菜)の後に出されるポタージュ
少し緊張したカラダと心をほっこりほぐしてくれるような一品です。

寒い季節は、
じっくり成熟されたまろやか味と鮮やかな黄色の「黄色人参のポタージュスープ」や
栗のようなホクホクとした上品な甘さと旨みの「白栗カボチャのポタージュスープ」など。
温かなスープの甘く包み込むようなやさしい味にホッとします。

暑い季節には、ジャガイモのポタージュ「ヴィシソワーズ」やトマトをふんだんに使った「ガスパチョ」などの冷製のスープがスッと身体に染み渡ります。

季節ごとに出会った美味しい野菜をポタージュに。