ポタージュとスープの違いとは?



ポタージュ(potage)とは、フランス語で「スープ」のこと。
フランス語で「pot」は鍋の意味。鍋で煮出したものをすべてポタージュと呼びます。

日本で「ポタージュ」といえば、ジャガイモのポタージュや、コーンポタージュ、豆のポタージュのように、一つの野菜をペースト状にした濃厚でぽってりとしたクリーミーなスープをイメージしますよね。

しかしフランスでは、コンソメなどの澄んだスープも、クリーミーなスープも全てポタージュに分類されます。
澄んだスープをポタージュ・クレールと呼び、とろりとクリーミーなスープのことは、ポタージュ・リエと呼び分けています。

コース料理では、オードブル(前菜)の後に出されるポタージュ
少し緊張したカラダと心をほっこりほぐしてくれるような一品です。

寒い季節は、
じっくり成熟されたまろやか味と鮮やかな黄色の「黄色人参のポタージュスープ」や
栗のようなホクホクとした上品な甘さと旨みの「白栗カボチャのポタージュスープ」など。
温かなスープの甘く包み込むようなやさしい味にホッとします。

暑い季節には、ジャガイモのポタージュ「ヴィシソワーズ」やトマトをふんだんに使った「ガスパチョ」などの冷製のスープがスッと身体に染み渡ります。

季節ごとに出会った美味しい野菜をポタージュに。


春の山菜や新牛蒡のソースなど春を感じる食材を味わって!『春咲きランチ』



まだ朝は冷え込むも、春は少しずつ近づいて来ました。
植物たちが一斉に芽吹く力を感じて、そわそわウキウキする季節。

シェムラでは季節のランチメニュー『春・咲きランチ』が、スタートしました。

店先にも春野菜がたくさん並び始めましたね。
グリンピースやそら豆、菜の花やアスパラなど、きれいな緑色が優しく春を感じさせてくれます。
白いお皿にもよく映えるので、盛り付けも春らしくこだわりました!




シェムラ ブル・リス 春・咲きランチ
~Plantanier fleurir~
2024/02/27(tue)~2024/04/21(sun)


hors d’oeuvre(前菜)
南三陸 石巻 太刀魚のエチュベ
シャンピニオンのフリカッセ 新牛蒡のソース

Potage(ポタージュスープ)
旬キャベツのポタージュスープ

Granite(グラニテ)
ロゼ グレープフルーツのグラニテ

Plat principal(メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで

又は

香ばしく焼き上げた県産リブポークのグリエ 
ミエルとムータルド

又は

鮮魚のポアレ 春の山菜
グラス・ド・ヴィアンド

dessert(デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼしたマスカルポーネのソース

又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
旬果実とフロマージュのクレーム

又は
ヴァローナショコラブラン アングレーズ 

cafe express ou the(カフェ)
コーヒー エスプレッソ ハーブティー 紅茶より

¥3500(税込)

季節のランチ
*詳しくはこちら*





ホタテの貝殻を器にグラタン仕様のオードブル『コキール』




シェムラブルリスの期間限定ランチ『冬和みランチ』のオードブルは
ホタテ“コキール”

フランス語で貝殻を意味する“コキーユ”から名づけられました。
ホタテ貝の殻、あるいは貝殻形の皿に、ホワイトソースであえた魚介類などを
盛って天火で焼いた料理を“コキーユ”といいます。
英語読みしたものが“コキール”

お客様に提供する直前までグツグツと焼き上げて。


ベシャメルソースの中には、じゃがいものキタアカリ、香り高い舞茸、
ホタテやビスクの旨味を含ませました。

熱々のクリーミーなベシャメルソースがお口の中でとろけ、体の芯までほっこり。

温かな香りを感じていただければと思います。

ミキュイはフランス語で「半生」という意味の低温調理法のこと




フレンチで低温調理法のことをミキュイ(mi cuit)といいます。
フランス語で「半分火が通った、半生」を意味します。

魚や肉はしっかり加熱するとパサパサしてしまいますよね。

徹底した温度管理で火を通しすぎないのがミキュイの特徴。仕上がりはしっとりして柔らかく、まるで口の中でとろけるような、なめらかな、生と加熱の間のような食感が人気です。

食材として使えるのは生食できる新鮮な魚や肉です。
刺身用サーモンやエビなどのミキュイは、フレンチレストランでよく見かけるメニューです。

只今、シェムラの『三陸アワビのオードブルから始まる7000円コース』は
低温調理でやわらかく仕上げた三陸アワビのオードブル。


ほどよく火を通すことにより半生状態に仕上げます。
新鮮なコリコリっとした三陸アワビも、低温でゆっくり加熱すればしっとりして柔らかく、なめらかな食感を楽しめます。

併せるソースは、ディジョンマスタードとバルサミコの2種類のソース。
海の幸と旬野菜を添えて見た目も美しく仕上げました。

*ランチメニューはこちら*

フレンチレストランの冬ランチはホタテのコキュールやホウレンソウのフランなど温かなメニュー



シェムラの2024年の営業は、1/5のランチよりスタートしております。

1日1日を大切に、感謝の気持ちを忘れずに、
お客様に喜んでいただける料理とサービスを提供していきたいと思います。

本年もシェムラ ブル・リスをどうぞ宜しくお願い致します。


季節のランチも新メニューとなりました!
グラタン仕様のオードブル“ホタテのコキュール”、洋風の茶碗蒸しのようなフラン
根菜などの冬野菜を使用したほっこりと温かくなるメニューです。



シェムラ ブル・リス 『冬・和みランチ』
~ le hiver ~
2024/01/05(fri) ~ 2024/02/25(sun)



hors d’oeuvre(前菜)
温かな香り 冬根菜 ホタテ“コキュール”

Potage(ポタージュスープ)
田野畑村産 黄色人参のポタージュスープ

Granite(グラニテ)
苺とシャンパーニュのグラニテ

Plat principal(メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで

又は

香ばしく焼き上げた県産リブポークのグリエ 
マンダリーヌのソース

又は

鮮魚のポアレ ホウレンソウのフラン
フュメドゥポアソン 赤ワインのソース

dessert(デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼしたマスカルポーネのソース

又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
旬果実とフロマージュのクレーム

又は

フォンダンショコラ ソースフランボワーズ

cafe express ou the(カフェ)
コーヒー エスプレッソ ハーブティー 紅茶より

¥3500(税込)



季節のランチ
*詳しくはこちら*

ポタージュ パルマンティエ




朝晩ぐっと冷え込み、初雪が降った盛岡。
これから長い冬がやってきます。

そんな季節のシェムラの野菜のスープは
『ポタージュ パルマンティエ』

じゃがいもを使った温かいスープです。

フランス語でじゃがいもは、pomme de terre(ポム ドゥ テール)といいます。
直訳すると「大地のりんご」

ではパルマンティエとは?

フランスにじゃがいもを食物として普及させた
アントワーヌ・オーギュスタン・パルマンティエという農学者の名前です。

ヨーロッパの中でも特にフランスは、じゃがいもが普及するのが一番遅く、ごく一部の知識人を除いた上流階級でさえ豚の肥料としか認識されてないほどでした。

パルマンティエは、じゃがいもの普及のために策を練りました。

ルイ16世にじゃがいもの花のブーケを献上したところ、
妃のマリー・アントワネットに白い可憐なじゃがいもの花をアクセサリーとしてつけるように提案し、じゃがいもに対するイメージアップとなりました。

また、
ルイ16世の承認を得てじゃがいも畑に番兵を立てて見張らせ、じゃがいもが余程貴重なものだと思わせました。
さらに夜中はわざと見張りを解き、農夫らが畑に入ってじゃがいもを盗みに来るよう仕向けて食べるきっかけを作りました。

1785年には多数の有名人を招いてじゃがいも尽くしの料理でもてなす夕食会を開きました。

その後じゃがいもの耕作面積が拡大していきました。
今では食卓に欠かせない主食のひとつになっています。

こうしてじゃがいもの代名詞として様々な料理に、彼の名が付けられているのですね。


岩手三陸「宮古の真鱈」のブランダード

高い鮮度を誇る、「宮古の真鱈」が旬を迎えました。
12月には真鱈グルメを味わう「宮古の真鱈グルメフェア」が開催されます。
(2023/12/1~2024/1/31)


シェムラの季節のランチ『秋冬めくランチ』のオードブルは
その岩手三陸「宮古の真鱈」を使用しました。


中央のお魚の下にある白いペースト状のものは、真鱈とクリームでなめらかに仕上げた
ブランダード


ブランダードとはフランス語で「かき混ぜる」という意味があり
鱈を牛乳・じゃがいもと一緒に煮込んで混ぜて、ペースト状にした料理のこと。
南仏のラングドック地方やプロヴァンス地方の郷土料理です。


ブランダードの上には、皮をパリッと焼き上げた真鱈のポッシェ。


まわりには季節の野菜、根菜、オリーブなどをあしらい、可愛らしいオードブルに仕上げました!

季節のランチはこちらから

フレンチの秋冬ランチ!真鱈やリゾット、温かなデザートなど冬の訪れを感じるコースメニュー





秋の山々や街並みは色づき始め、色鮮やかな紅葉もやがて真っ白な冬の景色へ…

シェムラでは、10月31日(火)より、季節のランチメニューがリニューアル致しました!

三陸宮古の真鱈冬根菜の前菜、ほうれん草を纏ったリゾット温かなデザートなど…冬の訪れを感じるメニューです。

シェムラ ブル・リス  秋・冬めくランチ
~de l’automne a l’hiver~
2023/10/31(tue)~2023/12/30(sat)

hors d’oeuvre(オードブル / 前菜)
三陸宮古 真鱈
ポッシェとブランダード

Potage(スープ)
ポタージュ パルマンティエ

Granite(シャーベット)
アグリュームのグラニテ

Plat principal( メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで
又は

県産リブポークのグリエ
リゾットと赤ワインのソース
又は

鮮魚のポアレ
コンソメポアソン ナージュ仕立て

dessert(デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼした
マスカルポーネのソース
又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
マロンのクレーム
又は

カスタードクリームのプディング
ブリュレ仕立て 

cafe express ou the(コーヒー)
コーヒー エスプレッソ
ハーブティー 紅茶より

¥3500(税込)

季節のランチはこちらから

かぼちゃのポタージュスープ


日が短くなり、空気が冷たくなってきましたね。
盛岡の秋は短く、もうすぐ長い冬がやってきます。
だからこそ、赤や黄色で綺麗に染まる紅葉や、根菜やきのこなどの秋の味覚を楽しみたいですね!

シェムラの秋ランチ『大地・実り』のスープは、
秋の訪れを感じる旬の野菜、かぼちゃを使ったポタージュスープ

かぼちゃは、フランス語でポティロン(Potiron)
可愛い響き(^^♪

シェムラでは、その日によって様々な種類のかぼちゃを使用しております!
いくつかご紹介します。


鹿ヶ谷かぼちゃ(ししがたにかぼちゃ)

ひょうたんに似た形をしたかぼちゃです。
江戸時代に東北地方から持ち帰ったかぼちゃの種を鹿ヶ谷地区の農家が栽培したところ、突然変異でひょうたん形に育ったとされる「京の伝統野菜」です。

形が煮崩れない特徴があるので、中をくりぬき「肉詰め」にしたり、料理の盛りつけ器や飾り物などにも用いられます。

甘味はありますが、さらりとした味わいです。

トランペットかぼちゃ

その名の通り、下部がふくらんだトランペット(イタリア語でトロンベッタ)のような形が特徴です。

このかぼちゃは、白鳥のようにも見えますよね。
本当にユニークな形!

若いうちは緑色をしていて、甘いズッキーニで名前も『トランペット・ズッキーニ』。
ズッキーニという名前は、イタリア語で「小さなカボチャ」という意味なんだそう。
熟すと表皮が茶色く硬くなり、カボチャの味わいを楽しめます。名前も『トランペットかぼちゃ』に変わるという不思議な野菜なんです。


白皮さとうかぼちゃ

クリーム色の見た目が特徴の伝統的野菜です。表面も比較的つるっとしています。
日本カボチャの一種で、果皮色が白い菊座南瓜です。

あっさりとした食感とほのかな甘さが特徴。




どのかぼちゃも上品な甘みがあり、
なめらかでクリーミーなポタージュスープに仕上げております!

色濃く深まる秋を、どうかじっくりと味わえますように。

ポリフェノールたっぷり!岩泉の山ぶどうのグラニテ



山ぶどうは日本古来の野生の葡萄。

甲州と並んで日本に二つしかない在来種で
日本の風土が生んだ「ジャパンオリジナル」の葡萄です。

こちらは岩手県の岩泉で育てられた山ぶどう

岩泉の澄んだ空気と清らかな水と土が育み、
小さい粒に大自然の力がぎゅっと詰まっています!

純粋で素朴な自然の味、昔懐かしい酸味があります。

シェムラでは
岩泉の山ぶどうのグラニテをご用意しております。

熟成した山ぶどうは色の濃い果実でポリフェノールたっぷり!
岩泉の山ぶどうのグラニテは、優しい甘み、スッキリとした酸味で口の中をさっぱりとリセットしてくれます。