東北エモーション TOHOKU EMOTION 7月から9月の夏メニューが完成!

当店シェフ監修の東北エモーションのコース料理メニュー。

2021年7月~9月の夏メニューが完成しました。

前菜
スイートコーンの冷たいクレーム
冷製ベトラブとカシスのスープ
アナゴのフリット
旬野菜のフリット

秋田の伝統工芸品『曲げわっぱ』に盛り付けられた前菜は
今が旬のさっぱりとしたアナゴと旬野菜のフリット。

フランスでベトラブと呼ばれる赤ビーツカシスの酸味が効いたさっぱりとしたスープと、甘みが濃厚なスイートコーンのスープを添えました。



魚料理
雲丹のスフレに鱸のセジール リース仕立て タプナードソース

オリーブアンチョビスズキのフュメドポワソン(魚のだし)をベースにしたタプナードソースをたっぷり絡めて召し上がっていただきたい一皿です。
シェムラらしく、リース仕立てに盛り付けました。

パンもご一緒に。

メイン
リブポーク 三陸あわびたけ グリエ 米味噌とシャンパーニュのソース

米味噌シャンパーニュの相性が抜群のソースはシェムラでも大人気。


プティフール
ガトー オ フリュイ
ブラウニー
バターサブレ
ポンポネット


お飲み物
ビール、白ワイン、赤ワイン、ソフトドリンク、コーヒー&紅茶などをお好きなだけ!



穏やかな三陸の海。旗を振る地元の人々の笑顔!
美しい景色を眺めながら、東北の魅力を存分に味わっていただき、楽しんでいただきたいです。



詳細はこちら
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/tohoku.html

フランスのソーセージ『ソシソン』



ソシソンとは、見た目はサラミのような乾燥ソーセージのこと。
豚肉のひき肉に塩や香辛料を混ぜ合わせたものを腸の中に詰めたものです。

美食の街リヨン。シェフがフランス料理の修行時代に過ごした街です。
シャルキュトリ作りが盛んな土地柄で、そのリヨン名物にソシソン・ド・リヨンがあります。


外側の皮状のもの(ケーシング)をはがして、薄くスライスしてから食べると、肉肉しくて肉本来の旨味がしっかりと感じられます。
肉質はほんの少し柔らかく、肉の旨味と背脂のまったり感のバランスが絶妙。
なるべく薄くスライスすることが美味しさのポイント!です。


フランスでは、野菜やピクルスなどを添えて料理の前菜として、また他のソーセージと一緒に盛り合わせにしてビールやワインのおつまみとして食されています。
その地域ならではのシャルキュトリを楽しむ文化がフランスにはあります。

薄くスライスして、あとはバゲットとワインがあれば最高です。

採りたて旬の山菜!みずみずしい甘さの姫竹



アクもほとんどなく、穂先はやわらかく、根元はコリッとした小気味よい食感でとても美味しいです。
この時期だけの贅沢ですね。

姫竹(ヒメタケ)は根曲がり竹(ネマガリタケ)とも呼ばれ、信越や東北など雪の多い地域で育つ品種です。

姫竹は竹ではなく、笹の若芽(イネ科ササ属のチシマザサ(千島笹))なので孟宗竹の筍と比べるととても細いです。
皮を剥く手間はありますが下処理も簡単です。アクがなく、茹でたり、焼いたり…さまざまな料理に使えます。

例えば、定番の姫竹ご飯。
豚肉・茸・糸こんにゃくと一緒に炒めたり。
しょうゆ・酒・みりんでグジュっと煮込んだり。
採りたてを皮ごと素焼きして皮をむき(このときの香りが良い!)味噌をつけて食べるのも甘みがあって最高です。

シェムラでは、オリジナルコンソメの冷たいジュレと一緒にオードブル(前菜)でお出しします。
みずみずしい甘さで美味しいですよ。
採りたての山菜で旬を楽しんでください!

“まつも”とサフラン薫る 冷たいジュレ



まつもは松の葉に形が似ていることから、まつも(松藻)と呼ばれています。
湯通しすることで鮮やかな緑色に変わり、磯の香りが広がります。

三陸を代表する高級海藻のまつもですが、子供の頃はお味噌汁の具にしたり身近な食材でした。乾燥まつもと豆腐のお味噌汁が好きだったな。
シャキシャキとした触感とトロっとしたぬめりが特徴です。
そして何より磯の香りの香ばしいこと!本当にいい香りなんです。

シェムラではこのまつもとサフランの香りを冷たいジュレに閉じ込めました。
タコやムール貝、ホタテなどの海の幸と一緒に。

爽やかな食感と香り、鮮やかな色彩をイメージした前菜です。

太くて、やわらかくてとろっとした食感!岩手・西和賀の「西わらび」

見てください!この鮮やかな緑色!!
岩手・西和賀町を代表する山菜「西わらび」です。

この太くて色鮮やかなわらび
アクやスジが極めて少なく、口に入れるととろっとした粘りが特徴です。

おひたしなど和食はもちろん、ピクルスなど洋風の味付けにしても美味しい!

シェムラではオリジナルのコンソメと合わせてオードブルでお出ししております。
西わらび独特の食感や風味をお楽しみください。

シェムラ ブル・リス 季節のランチ
『初夏 新緑ランチ』はこちら

新緑の眩しい季節にフレンチのランチコース



シェムラブル・リスの季節のランチが新メニューへ!
旬の野菜と海の幸の爽やかなハーモニーを味わえる前菜、色鮮やかなスープにスパイスの効いたメインディッシュ、デザートもお楽しみいただけます。



『初夏 新緑ランチ』
~saison des feuilles~

2021/06/01(tue)~2021/07/11(sun)

Hors d’oeuvre
“まつも”と海の幸コンソメ 冷たいジュレ

Potage ordinaire
プティポアのポタージュ

Granite
ブルーベリーのグラニテ

lat principal
–お選びください–

むら八伝統のビーフシチュー

又は
県産リブポーク グリエ
アマンド スパイシーなクリームのソース

又は
鮮魚とズッキーニ
夏トマトとシェリーソース


Dessert
オレンジのパルフェとヴァローナショコラ

Cafe express ou the
コーヒー エスプレッソ ハーブティー 紅茶より

3,500円 (税込)



お肉料理とお魚料理、どちらもお楽しみいただける新緑コース6,000円(税込)もご準備しております。

ご予約・お問い合わせ、お待ちしております。

季節のランチ
ご予約はこちらから

フレンチコース料理がはじまる前にひとくちのお楽しみをどうぞ。『アミューズブッシュ』



アミューズブッシュとは直訳すると、「口を楽しませるもの」
フランス語でアミューズ(amuse)は楽しむブッシュ(bouche)はという意味です。

コースのオードブル(前菜)の前にお出ししているアミューズブッシュ

ポティロンのクリーム プティポアのベールマンジェ
盛岡トマト トリュフとハーブのヴィネグレット


ポティロンはフランス語でカボチャ

プティポアグリーンピースのこと。フランス地方の春を告げる野菜の代表格です。
ベール
マンジェ食べ物という意味です。

プティポアの鮮やかな緑色と、ポティロンの黄色のコントラストが美しく春らしい。

目で見ても楽しめるひとくちのお楽しみです。


中には
盛岡トマトにトリュフとハーブのヴィネグレット
ヴィネグレットとはドレッシングのこと。酸味が効いてます。

シェフ曰く、「トリュフを刻んで入れたんだよね。」

どういう兆し

トリュフのキザミ。ww




牛肉だけでない!お魚にも合う赤ワインソース



『木漏れ日ランチ』より、メインのお魚料理です。

真鯛のポアレ リゾット フィメ・ド・ポアソン 赤ワインのソース

赤ワインソースは作り方はシンプルなのですが、シェムラではオリジナルのフォンを使用し、コクがあるのに甘酸っぱいキレのあるソースに仕上げています。

ローストビーフなどお肉と相性のいい赤ワインソースですが、真鯛など白身魚にも合うんですよ。
真鯛のパリッとした皮目の歯触りと香ばしさが、ソースと相まって真鯛の美味しさが際立ちます。

真鯛の下には、ほうれん草の葉に包まれたお米のリゾット。
オリジナルの魚介のダシ(フィメ・ド・ポアソン)をたっぷりと染み込ませて炊き上げました。
これまた赤ワインソースとピッタリ!


お魚もリゾットも、お野菜も、赤ワインソースにたっぷり絡めてお召し上がりください(^-^)


『木漏れ日ランチ』5/30(日)まで。

フランスの『母の日』は5月最後の日曜日



日本では5月の第2日曜日にお祝いする「母の日」ですが
フランスでは5月の最終日曜日
ただ、その日が聖霊降臨祭と重なった場合は、6月の第1日曜日となります。

今年2021年は、5月30日の日曜日です。

フランスでも、母の日には感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る人が多いようです。

日本で母の日というとカーネーションですが、フランスは母親のお気に入りのお花をあげるのが一般的です。
シャクヤクやバラ、ユリや胡蝶蘭などが人気なんだそう。

母親への感謝の気持ちを込めて…この想いは国は違っても変わらないですね。

Bonne Fête Maman!

春の山菜は苦みと滋味深い香りが美味しい!



野山に緑が芽吹く頃、春を告げる「山菜」が出始めます。
ふきのとう、たらの芽、うるい、うど、シドケなど、独特の苦みと香りを楽しめるのは今だけ。

その中からいくつかご紹介します。

土中からひょっこり顔を出す「ふきのとう」は東北地方では「ばっけ」とも呼ばれています。冬眠から目覚めた熊が一番初めに口にする食べ物といわれてるとか。
祖母が作ってくれたばっけ味噌は、ほろ苦さとしょっぱさがご飯のお供に最高なんですよ!
大人になってからはお酒のあてとしても楽しんでいます。笑

ばっけ味噌



先端のくるっと丸まった形が可愛らしい「こごみ」は形の似ている「わらび」などに比べてアクが少ない山菜です。
茎の部分は歯ごたえがあり、先端の巻かれた部分は柔らかい食感です。

真鯛のポピエット-シェムラのテイクアウトより



真っ白な茎、みずみずしく澄んだ緑の葉がキレイな「うるい」は、春らしい色彩。サクっとした食感で、クセがなく食べやすい山菜です。
サッとゆでると、独特のぬめりが出るのが特徴です。

シェムラ『木漏れ日ランチ』より



最後に私の推しは
東北では「しどけ」と呼ばれている「モミジガサ(紅葉笠)」。これぞ山菜!といった独特のくせと苦みがあります。
サッとゆでたおひたしで、酢醤油をかけて食べるのが好きです。
シャキシャキの食感と独特の香りがたまりません!

しどけ

山菜の香りやほろ苦さは、季節ならではの旬の味です。
東北の採りたて山菜を使った優しく風味のあるフレンチはいかがでしょう。