旬のさつまいものセジールとリブポークグリエ。季節ランチのお肉 メイン料理



『グリエ』はフランス料理の原点ともいえる加熱法。
溝のあるグリル版でジューシーに焼き上げられたポーク

今が旬のさつまいもと合わせました。
素早く焼き色をつけることでさつまいもの美味しさを逃さずに。

県産リブポークのグリエ
 さつまいものセジールと白ポルト酒のクレーム

ソースは2種類。
ミルクのようなクリームベースのソースと、
シェムラオリジナルのフォンを煮詰めたグラスヴィアンソース。煮詰める途中に丁寧にアクを引き、艶のあるソースに仕上げました。

やさしいクリームソースと濃いめのグラスヴィアンソース
絶妙なコントラストになっている一皿です。

見た目はさつまいも?でも…ジャガイモ。インカルージュはインカのめざめの進化版



皮がカリカリで、身は驚くほどしっとりの真鯛のポワレ
季節のランチ『大地実り』のお魚料理は
2色のブラウンのソースで秋らしく仕上げました。

真鯛のポワレ 秋野菜ピューレ オリーブソース


秋ナス・トマト・茸を使ったピューレと、黒オリーブの2種のソースはそれぞれに美味しいソースですが、この2種のソースを合わせるとさらに濃厚なコクのある深い味わいになります!
味の変化もお楽しみいただけたらと思います。


添えてある野菜の中に、こんがり焼き色のサツマイモ?
いえいえ、実はこちら『インカルージュ』というジャガイモなんです。皮が赤く、見た目はサツマイモのようで、味はサラッと食べやすい ジャガイモ
収穫してから時期が経つにつれて、ほのかな甘みも感じられるとのことなので、
ますます「サツマイモ?」と思ってしまいそうです(笑)

『はやとカボチャ』や『昔きゅうり』…伝統野菜を使ったフランス料理



ごつごつとして、とても個性的!

はやとかぼちゃ

こちらは日本かぼちゃで、江戸時代より前から日本で作られてきたかぼちゃです。

初めは緑色の皮ですが、完熟すると皮がオレンジ色になります。
西洋カボチャではないけど、ハロウィンで大活躍してくれそうな風格がありますね(笑)

形や大きさも違って栽培に手間がかかりますが
途絶えさせないよう大切に守り継がれている伝統野菜

以前ご紹介した昔きゅうりもその一つ。

その土地で古くから作られてきたもの、その土地の気候風土に馴染んで育ってきた伝統野菜

フランス語のテロワール(Terroir)の概念にも繋がるような気がします。

野菜本来の、えぐ味や香り、食感…
この土地でしか味わえない食材を使ったフランス料理で、新しい味わいや驚きを楽しんでいただけるように、多くの人に伝えていけたらと思います。


フランス料理のロッシーニをテイクアウト!『牛フィレとフォアグラのロッシーニ』



フランス料理によくある「○○のロッシーニ風」の ロッシーニ とは、19世紀の作曲家ジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini)のことです。
代表作は「セビリアの理髪師」「ウィリアム・テル」「アルジェのイタリア女」など。

ロッシーニは美食家でもありました。
特にトリュフを愛し、トリュフを探す豚を飼育するために作曲をやめてしまったとか。

そんなロッシーニが考案した料理が「ロッシーニ風」。フォアグラやトリュフを使った料理です。

シェムラでは、彼の名にちなんで名付けられたフランスのステーキ料理『牛フィレとフォアグラのロッシーニ』テイクアウトでご準備しました。

牛フィレとフォアグラのロッシーニ

牛フィレ ・フォアグラ・トリュフの贅沢な組み合わせ!
ソースは「ペリグー」。当店自慢のフォンドヴォーをベースに、煮詰めたワイン、刻まれたトリュフの香りが芳醇なソースです。

シェフになった気分で盛り付けも楽しんでみてください!

シェムラのテイクアウトはこちらから

キレイな赤紫色の野菜『ベトラブ』別名は赤ビーツ



ロシア料理の赤い野菜スープ「ボルシチ」に欠かせない食材“赤ビーツ
フランス語ではBettrave(ベトラブ)

フランスではポピュラーな野菜でサラダによく添えられたりします。

赤かぶのように見えますが、“かぶ”とは違って、なんとほうれん草と同じアカザ科の植物だそうです。そういえば、ほうれん草も根っこが赤いですね…。

そのベトラブを使ったアミューズブッシュ(ひとくちのお楽しみ)がコチラ。

旬野菜のアスピック ベトラブとミルティーユの冷たいジュ


真紅色のグラデーションが実に美しい!
秋らしい深い色。

ベトラブの透明感のある鮮やかな色と、やや苦味のある大地の味に
旬の野菜やハーブ、ミルティーユ(ブルーベリー)の甘みと酸味、香りを合わせました。

野菜や海藻とジュレのコリッ、プチッとした食感の変化も面白い!

見た目も味も食感も、”お楽しみ”アミューズブッシュです。


キノコたっぷり!大地の香りのオードブル

旬のシャンピニオンと海の幸 実り野菜そのジュのコンソメ 
大地香るハーブと共に

舞茸・八幡平マッシュルーム・エリンギ・ヒラタケ…と色々な種類の茸。
帆立やセイゴなどの魚介類、お魚のスフレ、夕顔などの旬菜。
それらのエキスが、オリジナルのコンソメスープに染み込んで
深い味わいに仕上がりました。

スープが注がれると
思わず深呼吸したくなるような香りが広がります。

温かみを感じる“大地香る”オードブル。

実りの秋のランチメニュー『大地・実りランチ』フランス料理の季節ランチ



まだまだ残暑は厳しくて、秋の気配を感じるのはもう少し先になりそうですが…。
シェムラでは、8/31(火)から、秋メニュー『大地・実りランチ』がスタートします!

秋は、実りの季節。
ほくほくとした食感のさつまいもカボチャ、香り豊かな秋野菜など、
旬の食材を使った秋を感じるメニューです。


シェムラ ブル・リス『大地・実りランチ』
2021/08/31(tue)~2021/10/31(sun)



hors d’oeuvre(オードブル / 前菜)
旬のシャンピニオンと海の幸 実り野菜
そのジュのコンソメ 大地香るハーブと共に


Potage(ポタージュ / スープ)
澤口さんの“ポティロン”ポタージュスープ


Granite(グラニテ / シャーベット)
大分カボスのグラニテ


Plat principal(プラ プランスィパル / メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで
又は

県産リブポークのグリエ
紅あずまのセジールと白ポルト酒のクレーム
又は

鮮魚のポアレ 秋野菜ピューレ オリーブソース


dessert(デセール / デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼしたマスカルポーネのソース
又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
カシスとフロマージュのクレーム
又は

ヴァローナショコラのムースと旬果実コンポート


cafe express ou the(カフェ / コーヒー)
コーヒー エスプレッソ ハーブティー 紅茶より



秋の味覚を満喫して、笑顔になって、コロナ疲れと夏バテしたカラダに元気を取り戻していただきたいと思い、心を込めてお届けします!

シェムラ ブル・リス 季節のランチ
『大地・実りランチ』詳しくはこちら
2021/08/31(火)~2021/10/31(日)

透明感あるバジルソースで涼やかな夏を演出!アクアパッツァ



シェムラの季節ランチ『夏ランチ メニュエテ』メインのお魚料理。

香り豊かに焼き上げた海の幸 “アクアパッツァ”

お皿には、
皮をパリッと香ばしく焼いた真鯛のポアレ、滑らかな真鯛のフォンダン、三陸ホタテ、夏野菜を彩り豊かに盛り付けました。


アクアパッツァとは、ブイヨンなど一切使わずに新鮮な魚を水だけで煮る豪快な漁師料理。


シェムラのアクアパッツァは、
コトコト煮出しゆっくり濾した自慢のフュメ・ド・ポワソン(魚のだし)と白ワインで作ったスープを後から注ぐスタイル。

美味しく澄んだスープがバジルソースと相まって、香り高い透明感あるグリーンに色が変わっていきます。

季節のランチ『夏ランチ ムニュエテ』
詳しくはこちら



今が旬の白桃はお肉と相性抜群!?『リブポークのグリエ 白桃のソース』



シェムラの季節ランチ『夏ランチ・ムニュエテ』
メインディッシュの一つ。

リブポークのグリエ そのジュと白桃のソース

『ポーク×白桃』という意外な組み合わせ。
これがよく合うんです。
ポークのジュに白桃の皮とピーチのリキュールで香りづけしたソース。
このソースがリブポークの旨味を引き立たせています。

そしてグリルされた桃が美味しい!
こんがり焼き色がいい感じ。


最盛期は7~8月、まさに今が食べ頃の「桃」。

「桃」はとてもデリケートな果物。
香りもよくて瑞々しくて大好きなんだけど、皮を剥くのが難しいです…。
力を入れるとつぶれちゃうし、そこから色が変わってしまうんですよね。

ここでキレイな皮剥き方法をご紹介します。
アボカドと同じ要領で、種に沿うようにしてくるっと1周ナイフを入れ、
両手でひねるように左右に回転させるときれいに半分に割れます。(桃をつぶさないように優しく握ります。)

皮付きのまま4~6カットのくし形に切ってから、桃の皮と実の間にナイフを入れ、皮の上を滑らせるようにして皮を剥きます。

また、
丸い形を生かしたいというときは
桃をお湯に30秒ほどつけて、氷水に入れるとキレイにツルっと皮が剥けます。


キレイにカットされたフルーツは、見た目はもちろん、美味しさもアップします!

『加賀太きゅうり』と『昔胡瓜』ずんぐりとした形の太キュウリ

夏野菜の定番といえば「キュウリ」
キュウリはフランス語でconcombre(コンコンブー)。
楽しい響きですね♪

シェムラに瓜のようなキュウリが届きました。
ずんぐりとした“ぶっとい”形!

一番大きな野菜が
金沢の加賀野菜のひとつ『加賀太(かがふと)きゅうり』

東北の短太系きゅうり金沢節成りきゅうりとの自然交雑によって、今の加賀太きゅうりになったそう。
果肉が厚くて柔らかいので煮込み料理にも向いています。

隣にある、可愛い小さな胡瓜もこの季節にしか見られない珍しいきゅうりです。
コロコロとした小さな実はスグリ(酸塊)。



そしてもう一つ、『昔胡瓜』

昔胡瓜と呼ばれる岩手の地きゅうりです。
こちらも瓜のように太い!
熟すとこのように黄色くなっていきます。

苦みの強い皮を剥いてから、
柔らかくてみずみずしい果肉部分をそのままで。
塩もみして浅漬け風に。
また、スープで煮込めば味が染み込んで熱いままでも冷めても美味しいです。

大切に届けられる食材。心を込めて調理していきます。
どんなフレンチになるのかどうぞお楽しみに!!