『コトリヤード』はフランス・ブルターニュ地方の郷土料理



季節のランチのオードブル(前菜)です。

『ハーブ香るコンソメで仕立てる “コトリヤード”
春の山菜 菜の花 うるい 八幡平グリーンアスパラ
スフレポアソン フレッシュサーモン 北海道ホタテ貝』
季節のランチ『木漏れ日ランチ』より



白身魚を使った蒸し料理スフレポアソンや、厚切りにしたサーモンホタテなどの魚介と、うるい八幡平グリーンアスパラなど今が旬の春野菜が色鮮やか!
 
爽やかなハーブの香りを添えたオリジナルのコンソメスープを注いで。
見た目や香り、食感も楽しい一皿です。


ここで『コトリヤード』についてちょこっと。

コトリヤードとは、ブルターニュ地方の郷土料理。
魚介の旨みたっぷりの “白いブイヤベース” とも呼ばれるスープで、数種類の魚介類を野菜や香味野菜、香草と一緒に煮込んだシンプルな料理。
大きな鍋に頭や身の欠けた魚や殻の取れた貝の身を投げ入れ作った漁師料理がルーツだとか。

フランス・ブルターニュ地方はフランス北西部に位置する英仏海峡と大西洋にせり出している半島。
海に囲まれ、漁業・水産業が盛んで、牡蠣・ムール貝・ホタテなどの貝類やオマール海老など魚介類の豊富さで知られています。

ビールを使ったソースと豚フィレ肉の相性バツグン!岩手県産フィレポーク アルロネーズ風



アルロネーズ風とは、ビールを使ったアルル地方風のソース。
シェムラオリジナルのフォンと合わせたほんのりした甘さと酸味の織りなすソースは、豚フィレ肉とよく合います。

岩手県産フィレポーク アルロネーズ風

こちらは、季節のランチ『木漏れ日ランチ』のメインの一つです。

盛り付けも、木漏れ日の穏やかな雰囲気をイメージしました。可愛らしい野菜を眺めながらお楽しみいただければ嬉しいです。


アルルは南フランスのプロヴァンス地方にあるとても小さな街。
世界遺産の「Arenes d’Arles(円形闘技場)」や「Theatre Antique(古代劇場)」などローマ遺跡が残る街。

ゴッホ「アルルの女」「夜のカフェテラス」などの絵画のモデルになった街としても有名です。

「夜のカフェテラス」のモチーフになったお店「Le Café Van Gogh(ル・カフェ ヴァン ゴッホ)」はアルルのフォルム広場の一角にあります。
ゴッホの作品を思いながらテラス席で休憩したり、ゆっくりと食事を楽しむのにおすすめです。

夜のカフェテラスのイメージで  とうほく蘭展より

春の木漏れ日ランチ フレンチレストランの季節ランチメニュー

満開だった桜も葉桜へと変わりつつあります。
柔らかい太陽の光が木々の緑にキラキラと輝いて、足元には白や黄、ピンクと可愛らしい花々(^ー^)

シェムラでは、春咲きランチに続き、木々の隙間からこぼれる穏やかな光…春の木漏れ日のイメージで季節ランチメニューを作りました。
グリーンアスパラや山菜、菜の花など、旬の春野菜を使用したメニューです!


シェムラ ブル・リス 『木漏れ日ランチ』
~Lumiere du soleil a travers feuilles~

2021/04/13(火)~2021/05/30(日)

hors d’oeuvre(オードブル / 前菜)
ハーブ香るコンソメで仕立てる
“コトリヤード”
海の幸と旬野菜

Potage(ポタージュ / スープ)
新玉ねぎ 春キャベツのポタージュスープ

Granite(グラニテ / シャーベット)
ロゼ パンプルムースのグラニテ

Plat principal(プラ プランスィパル / メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで
又は

県産フィレポーク アルロネーズ風
又は

本日のお魚のポアレ
リゾット 赤ワインのソース

dessert(デセール / デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼした
マスカルポーネのソース
又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
カシスとフロマージュのクレーム
又は

アグリュームに ポンポネット
ハーブコーディアルのジュレ“サバラン”

cafe express ou the(カフェ / コーヒー)
コーヒー エスプレッソ
ハーブティー 紅茶より


季節のランチはこちらから
『木漏れ日ランチ』
2021/04/13(火)~2021/05/30(日)

「走るレストラン」東北エモーション TOHOKU EMOTIONランチコースメニュー!

東北レストラン列車「TOHOKU EMOTION」2021年上半期のコース料理メニューの監修に携わらせていただきました。

2021年4~6月のコース料理のメニューは
八幡平マッシュルームや姫神サーモン、三陸のホタテなど地元の食材をふんだんに使ったアミューズ5品。
・新緑の“ベール・マンジェ”
・八幡平マッシュルームのクレーム
・姫神サーモン オレンジのマリネ
・若鶏胸肉“紫波リースリングリオン”ヴァプール
・三陸帆立貝 プティレギューム小さな野菜 サフランのジュレ


そして、
魚料理の「真鯛“ポーピエット”シャンパーニュのクリーム ハーブの香り」、
メインディッシュ「牛ほほ肉の煮込み」、
パン、
玉手箱のような会津塗の箱に入った可愛らしいプティフール。

会津桐の桐箱小久慈焼特有の白いお皿など
東北各地の伝統工芸品が、料理に彩りを添えてくれます。

車窓から三陸海岸の絶景を眺めながら、ゆっくりとお食事・スイーツを楽しんでいただける
贅沢な特別列車「TOHOKU EMOTION」
JR八戸線の八戸駅~久慈駅間を走ります!

春野菜をたっぷり使った『春咲きランチ』オードブルは軽やかなソースで




あたたかな陽射しがまぶしくて、思わず笑顔になります!
今年は梅と桜が、仲良く一緒に咲いてしまいそうな予感。
待ちに待った春がやって来ますね!

シェムラの『春咲きランチ』のオードブルでは春野菜がたっぷり使われています。

プティポア“ベール・マンジェ”
房総金目鯛・ホタテ貝 白ワインビネガーのマリネ
春野菜 キタアカリと白アスパラガス クリュスタッセの軽やかなソース

グリーンピースを使ったベールマンジェ。
赤いふちで黄色い鮮やかな野菜はレインボーキャロット!
白いソースはじゃがいも(キタアカリ)と白アスパラガス。
赤いソースは、前回のブログでもご紹介したビスクをベースに仕上げたものです。


『春咲きランチ』は4月11日(日)まで。
寒さにじっと耐え、たくましく育った野菜のエネルギーを味わって
元気に春を迎えましょう!

春咲のお花『パンジー』もスッと背伸びして春を待ってるよ♪

『春咲きランチ』
詳しくはこちらからどうぞ

クリュスタッセといえばビスク。伝統的なポタージュは濃厚な海老のうまみがたっぷりのスープ!




クリュスタッセ(crustaces)とは海老やカニなどの甲殻類のこと。
ビスクとは、甲殻類をしっかり炒めて丁寧に裏ごしして仕上げるポタージュ(スープ)です。
たいへん手間のかかる作業ですが、店内には香ばしい海老の香りが漂い、それだけで幸せな気持ちになります(笑)

シェムラのビスクのスープ

フランス料理の世界では、いかに無駄を出さずに食材を使い切るかを常に考えて調理するのはごく自然なこと。
ビスクはまさにそのフランス料理の代表的な料理であり、シェムラのオープン時から出し続けているメニューです。

シェフのスペシャリテの一つ。テイクアウトでも大変人気です!

シェムラのテイクアウトはこちら



雪下野菜とは?  雪の中で甘さをぐんぐん増した野菜は甘くて美味しい~!



野菜を雪の中に保存して糖度を高めた「雪下野菜」
ある農家さんが秋に掘る予定だった野菜を掘り忘れてしまい、春に収穫したのが始まりとか。

雪の下で冬を越したキャベツ、大根、ジャガイモ、ニンジンなど、
まるでフルーツのように甘くて美味しい!

雪の中は冷蔵庫と違い、外気が-10℃になっても凍ることはなく一定の温度を保ちます。また、冷蔵庫と違って湿度が高く、湿度の変化もありません。
だから、フルーツのように水分がたっぷりで食感もサクサクと歯ごたえが良くなるのです。


シェムラでは、季節のランチ
「雪下にんじんのポタージュスープ」がお楽しみいただけます!


雪の中で冬を越した人参は糖度が増し、よりフルーティな味わい。
そのポタージュは、ニンジン特有の青臭さがなく、とてもまろやかです。
ニンジンが苦手という方も食べられるきっかけになるかも?!




テイクアウトの季節のポタージュスープも
『雪下にんじん🥕のポタージュスープ』です!

テイクアウトはこちらから

ミモザは春の訪れを告げる花



フランスの春のお花といえば、ミモザ
ふわふわでポンポンとした小さな黄色い花が連なった
可愛らしいアカシアの花。

太陽のようにひときわ明るく輝きを放つミモザは
厳しい冬の寒さに耐えてきた人々の心を明るく照らして「春がやってきたよ!」と教えてくれています。
見ているだけで心があたたかくなり、顔がほころんでしまいますね。

ミモザの花言葉は「友情」「愛」「優雅さ」「優しさ」「秘密の恋」。
小さなまるい花がたくさん連なって咲く様子が寄り添っておしゃべりを楽しんでいるかのよう。
芳しい香りとともに南仏の街並みを彩ります。

春が待ち遠しくて!フレンチの春ランチ『春咲きランチ』



この冬はとても寒く、雪が多い厳しい寒さになりました。
暖かくなってきたかなと思っても、寒の戻りでまた気温がぐっと下がったり!
東北の春はまだ遠く…ですね。

シェムラの人気ランチコース、季節のランチ。
やわらかな春の陽射しを一足先に感じていただけるよう、
春野菜をふんだんに使った『春咲きランチ』のご紹介です。


シェムラ ブル・リス 春・咲きランチ
~Plantanier fleurir~
2021/02/23(tue)~2021/04/11(sun)

hors d’oeuvre(オードブル / 前菜)
新緑の“ベール・マンジェ”
鮮魚のマリネ 春野菜 軽やかなソース

Potage(ポタージュ / スープ)
雪下人参のポタージュスープ

Granite(グラニテ / シャーベット)
オレンジとダージリンのグラニテ

Plat principal(プラ プランスィパル / メイン)
むら八伝統のビーフシチュー
ブルーリスのスタイルで

又は

県産リブポークのグリエ ノワゼットのソース

又は

本日のお魚のポアレ
ポルトブラウンのクレーム

dessert(デセール / デザート) 
旬果実のコンポート
軽くキャラメリーゼしたマスカルポーネのソース

又は

さわやかなハーブとシトロンのジュレ
キウイとフロマージュのクレーム

又は

ヴァローナショコラのムース

cafe express ou the(カフェ / コーヒー)
コーヒー エスプレッソ ハーブティー 紅茶より

Plantanier(プランタニエール)とはフランス語で『春の』、fleurir( フルリール ) とは 『花が咲く』という意味です。


春らしい色彩にワクワクしながら、見た目にも味にも満足していただけたらと思います!

季節のスープは白栗カボチャのポタージュスープ。白い皮の西洋かぼちゃは甘くて濃厚!



その名の通り、栗のようにホクホクした甘みのある白栗かぼちゃ
白栗かぼちゃは、皮が白いのが特徴です。
これは栄養や日照不足などで色が付かないというわけではなく、完熟して白い種類のかぼちゃです。
では白いのは何か?というと、でんぷんです。加熱すると少し皮の色が変わります。

品種には『雪化粧』や『伯爵』、『夢味』などがあります。
どれも素敵な名前がついていますね。
表皮が固く、貯蔵に優れているため、熟成をさせることでさらに甘味が増して美味しくなるそうです。

かぼちゃ料理といえば、煮物が大好きなのですが、
砂糖がいらないくらい甘みがあって、粉ふきタイプのホクホクかぼちゃに当たったときは嬉しくなります!
この白栗カボチャは煮物にしても美味しそう(^▽^)

シェムラでは、
季節のスープに『白栗カボチャのポタージュスープ』
アミューズブッシュで『白栗カボチャのカプチーノ』にと、
オシャレに美味しく大活躍です!



白栗カボチャのポタージュスープテイクアウトもできますよ。
詳しくはこちらから